TH69です。
食品添加物の「リン酸塩」について、気になったので調べてみました。
リン酸塩は『食品の保水性や結着性を向上させるほか、肉類の発色を安定に保つ』ために使われています。
雑誌やネットなどで「リン酸塩」は『世にも恐ろしい添加物』として紹介されているようです。
それでリン酸塩の何が悪いのかを調べてみると、「リンの過剰摂取」が悪いらしいということが分かりました。『えっ?「リン酸塩」自体が悪いのじゃなくて、「リンの過剰摂取」が悪いの?!』と、目が点になりました。
話の流れから行くと、食品添加物の「リン酸塩」という物質が身体に悪い、という印象を誰もが持ちますよね。私もそう思っていました。でも、そうではなくて「リンの過剰摂取」が悪いようです。
リンを過剰摂取するとカルシウムなどのミネラルと結合して体外に排出されるため、ミネラル欠乏症(骨粗鬆症など)になると言われています。
それではリンの摂取耐容上限量はどれ位なのでしょうか。
調べてみると『3000mg/日(18歳以上の成人男女)』でした。
それで、その「リン酸塩」の摂取量はと言うと、2015年のデータで男性1063mg(摂取目安量1000mg)で女性925mg(摂取目安量900mg)となっていました。
3000mgに対してメチャクチャ余裕あるけど、それでも危険なのでしょうか?
上記のデータは食品から摂取したリンの総量なので、食品添加物の「リン酸塩」として摂取したリンの量は考慮されていません。では、その「リン酸塩」として摂取したリンの量がメッチャ多いのでしょうか。
調べてみると2013年のデータで265.6mgのリンを「リン酸塩」から摂取しているようでした。それを足してみると一日のリン摂取量は、男性1328.6mg、女性1190.6mgとなりました。
ここから摂取耐容上限量の3000mgを超えようとすると、約1500mg以上のリンを毎日摂らねばならないようです。これは確実に不可能ですよね(汗)。
という事で食品添加物の「リン酸塩」は摂取しても全く問題ない、という結論に至りました。
ここには何かしらの意図を感じずには居られません。この情報がなぜ流されたのか、利害関係はどうなのかなど、調べてみると面白いと思います。添加物は危ない、無添加が一番と消費者に思い込ませて…なのでしょう。
以下に参考にしたサイトのリンクを貼っておきますので、ご利用ください。
気になる添加物が出てきたら、また記事にしたいと思います。